マラソン選手が金のネックレスをつけて走るワケ

 2008年2月17日に行われた、東京の主要公道を使って開催された「東京マラソン2008」。「テレビ局のアナウンサーが目立ち過ぎ」とか、「この勢いで東京公道F1も実現するのでは」など、一部ではいろいろ言われていますが、今回はマラソンに関するトリビアをご紹介。

 マラソン選手は長距離を走り抜くため、できる限りの負担を省いていますが、中には金のネックレスをぶら下げて走っているプロ選手もおり、ネックレスを取ちゃった方が、その分軽くなって楽なのでは? という素朴な疑問。じつは、マラソン選手はこのネックレスをペースメーカーとして使っているのです。走っていると、振動でネックレスが跳ね上がっては戻って体にぶつかりますが、この周期によって、自分のペースが保てているのかどうかを確かめているのです。紐みたいな軽さだと、風などの影響で跳ね返るタイミングが狂ってくるため、あえて重い金製品を装着しているというわけ。
2008/02/25