ピクトロジカ・ファイナルファンタジー4年史(後編)
管理人が大好きなスマートフォン向けパズルゲーム「
ピクトロジカ・ファイナルファンタジー」。今回は前編から現在までの歴史をたどります。
- 蜃気楼の塔登場
2015年5月、毎月恒例のエクサバトリアの代わりに「蜃気楼の塔」イベントが開催されることになります。
こちらもクエストクリアーで貯めたePを使うことで挑戦することができますが、ランキング報酬はなく、最上階が存在しない塔を登り続けてレアアイテムを集める、プレイヤーの限界の挑戦を楽しむイベントとなっています。
当初は間を明かずにエクサバトリアが行われており、プレイヤーの消耗が激しかったため、今は月替わりでエクサバトリアと蜃気楼の塔が開催されています。
- 200万ダウンロード達成!
人気ゲーム「ファイナルファンタジーレコードキーパー」とのコラボ企画が功を奏し、2015年7月に200万ダウンロードを達成。
それから3年経ちましたが、ダウンロードが急増したという情報は無し。300万ダウンロード達成はまだまだ先のようです。
- キャラ人気ランキングの発表
2015年7月にプレイヤーの投票による人気キャラが発表されました。上位にFF7のキャラクターが5人を占める結果となり、FF7の根強い人気がうかがえます。
ちなみにこのときのガチャイベントでランク入りキャラを引き当てたときにもらえる「リング・オブ・スター」は、クエストクリアー時のePが2倍になるという、ありがたいアクセサリーです。
- ティナのトランス+オーディンが定石に
2015年8月実装のティナのプレミアムスキル「トランス」は魔法を含めすべての攻撃力を2倍にするという強力なもので、トランス中にオーディンを召喚すれば防御無視の7200ダメージを与えられることより、アシエンの登場までは高難易度クエストでの定番となりました。
- モンストパニックがピクトロジカにも波及
これまでのスマホゲームにはシリアルコード記入欄があり、コラボ企画で入手したコードで特典をもらうことができました。
しかし、アップル社がこの行為が規約に抵触しているとして、人気ゲーム「モンスターストライク」をストアから削除するという、いわゆる「モンストパニック」が発生。これにより、ほぼすべてのスマホゲームが特典コードの配布を中止せざるを得なくなりました。
ピクトロジカも2015年10月をめどに、フレンド招待やコラボ企画によるボーナスを廃止しています。
- ギルガメッシュが仲間入り
2015年11月にイベントキャラとしてギルガメッシュが登場しました。ギルガメッシュはすべての武器とスキルが使え、不要な武器を与えることで能力が上がるという風変わりなメモリアとなっています。
ちなみにギルガメッシュのすべての能力を最大値にするとクエストがクリアーできなくなる深刻な問題が後に発覚する(現在は修正済み)のですが、逆に言えばそこまでやりこんでいる人がいないとわからなかった問題なので、そのようなプレイヤーがいることに驚きです。
- カオスメモリアにもプレミアムスキル実装
2016年8月に「セフィロス」「ゼムス」にプレミアムスキルが実装され、まさに鬼に金棒状態になりました。これ以降はカオスメモリアにも標準でプレミアムスキルが搭載されていくようになります。
- 意外に新しい「リフレク」
2016年8月のアップデートで敵がリフレクを使うようになりました。ファイナルファンタジーシリーズでは定番の魔法で、プレイヤーの魔法攻撃対策としては非常に有効なギミックだけに、今まで実装されなかったのが不思議なくらいです。
- 最強キャラ「アシエン・ラハブレア」登場
2016年9月のガチャイベントでカオスメモリア「アシエン・ラハブレア」が初登場。
このメモリアは魔力が飛び抜けているのが特徴ですが、特筆すべきは何と言ってもそのリーダースキル。「フレンドやゲストのメモリアに自身のステータスを上乗せし、ダメージの上限を10000上昇させる」というトンデモないもので、このメモリアを保有しているプレイヤーは羨望の的となり、引っ張りだことなりました。この地位は今もなお揺らいでいません。
- キャラクターデザイナーがワールド オブ ファイナルファンタジーで大抜擢
プレミアムメモリアのキャラクターデザインはサービス開始から一貫して泉沢康久氏が担当しています。氏の描く可愛らしいキャラクターは以前からラバーストラップとして商品化されていましたが、2016年10月にプレイステーション向けに発売された「ワールド
オブ ファイナルファンタジー」でついにキャラクターデザイナーを担当。ピクトロジカ・ファイナルファンタジーを遊んでいる人にはなじみ深い2頭身キャラクターたちが家庭用ゲーム機で活躍する姿を台詞付きで見ることができます。
- コスモスメモリア登場
2016年11月のガチャイベントで「ティーダ」のコスモスバージョンが登場しました。コスモスメモリアはEXフュージョン(いわゆる進化)が不要、戦闘開始時からプレミアムスキルを使用可能というメリットがある一方、一度使用すると、他のコスモスメモリアのプレミアムスキルは発動できなくなる、敵の効果無効攻撃で打ち消される、という欠点もあります。
- 確定ガチャ実装
2017年4月、ガチャを回すともらえる「クポの実」によって、100回ガチャると欲しいキャラクターが必ずもらえるようになりました。アシエン欲しさにジェムを費やした人も多かったのでは。ちなみに、単純計算で20000ジェム必要な計算になりますが、これは毎日ログインしてクエストをこなしていれば、半年くらいで貯めることも不可能ではありません。
- メインストーリーに終止符
2017年4月の通常クエストの追加により、メインストーリーはひとまず完結することになりました。終盤のストーリー展開はまさにファイナルファンタジーそのもの。すべてクリアーすると「サンレスの救世主」という称号がもらえますが、ラスボスはこれまでのイベントクエストを含め史上最強の強さのため、クリアーできたプレイヤーはまだ一握りです。
- 「ピクトロジカファイナルファンタジー≒」配信開始
2017年7月12日にニンテンドー3DS版の配信を開始しました。「≒(ニアイコール)」とタイトルにあるように、家庭用ゲーム機向けの調整を施してはいるけど、あくまでも本家はスマートフォンゲームということでしょうか。いずれにせよ、スマホゲームが家庭用ゲーム機に移植されるのは異例で、それだけゲームシステムが優れているという証でもあります。
- ピクトロジカ版不思議のダンジョン
2017年7月27日に新コンテンツ「遺されし大迷宮」が実装。ランダムに生成されるダンジョン、途中で全滅するとこれまで回収したアイテム全没収と、まんま不思議のダンジョンですが、逆に言えばこれが面白くないはずがありません。この期間中だけ、デイリークエストで大量のePがボーナスとして加えられるので、ストーリーを終盤まで進めているのであれば、ジェム不要で1日1回チャレンジ可能です。
- そして5年目に突入
2017年10月28日、ピクトロジカ・ファイナルファンタジーは4周年を迎えることができました。これはモンスターストライクとほぼ同じ、白猫プロジェクトよりも1年長い運営期間です。テレビCMも一切打っていないのに、この根強い人気はひとえにゲームが面白いから。興味を持たれたら是非ちょこっとでもいいから遊んでみてください。
2017/11/11