ゲーミングチェアのベルトを補修してみた

I repaired a belt of my gaming chair
2年前に通販で購入したゲーミングチェアー「COUGAR ARMOR」。今も現役で、合皮シートには目立った劣化はないのですが、クッションを固定するゴムひもがだいぶ緩くなってきました。
伸びた部分はホチキスで固定していたのですが、見た目がみっともないので、今回はこのベルトの交換に挑戦してみました。

今回使った道具はこの通り。
一番重要なのが交換するベルトですが、ホームセンターでは作業用のごついベルト(25mm以上)しか売っていません。ではどこで買えるかというと、それは手芸店。私の場合は近所の手芸店で、アクリルベルト3m50cm分をおよそ500円で購入しました。あとはすべて100円ショップで購入できます。

まずは、ベルトをクッションから取り外せないかを確認。クッションのチャックを開けて綿を取り除くと、ベルトとクッションの布が一体化していることがわかります。
両方の糸を外してしまうと、この隙間から糸くずが出てくるかもしれなかったので、ゴムベルトを取り外すのではなく、既存のベルトに重ねて縫い合わせることにしました。
また、中の綿は化学繊維で、首当ての中身だけでも取り出したら写真のように膨れ上がり、腰当ての綿を入れ替えるのが相当大変そうだったのも理由のひとつです。

まずは、ゴムベルトを3cmほど残してハサミでカット。
続いて、アクリルベルトをハサミで適切な長さに切ります。重要なのは切ったベルトの端をライターなどで軽く炙ること。これによって、樹脂が溶けてくっつき、糸がほつれなくなります。
この椅子に着いているバックルのオス側は、メスと接続するとベルトが固定されるので長さの調節ができません。そこで、オス側は糸で返しを固定するにとどめて、メス側のベルトにマジックテープを縫い付けています。
マジックテープは厚みのある部分にカッターを差し込んでから2つに分離します。接着剤が強くて剥がれにくい場合は、ペンチでテープの片方をつかんで、くるくる巻きこんで引き剥がしてみましょう。
ベルトへの縫い付け例です。
加工したアクリルベルトは、クッションで切り残したゴムベルトで挟むようにして、糸で縫い付けて固定しました。
補修後の写真がこちら。ビシっと決まったのではないかと思います。
2019/12/13