自作キーボードの表面実装LEDを上手につけるコツを考えた

電子基板とパーツからオリジナルのキーボードを自作するのが流行りです。管理人もこの自作キーボードに挑戦しているのですが、今のところ最大の難関はバックライトLEDの実装です。多くのキーボードキットはバックライトのLEDの「SK6812mini」をはじめとした表面実装タイプを採用しており、薄く小さい面を半田付けするのは大変な作業です。そのうえ、その作業をキーの数だけ繰り返さなければならず、1つでも接着にミスがあると大多数のLEDが点灯しないというトラブルに見舞われてしまいます。


試行錯誤した結果、今のところ一番簡単かつきれいに半田付けできる方法を見いだしたので、その手法を紹介したいと思います。

用意するもの
白光 FX-600
セラミックなので発熱が非常に早い、温度調整できるのでLEDのICチップを傷めにくい、など利点が多く、むしろこのタイプの半田ごてを使わない人って、まともに自作キーボード作れているの? と思えるレベルです。

エヴァンゲリオンとのコラボモデルもあるそうですよ。

C型こて先
このこての平らな面を使います。また、買ったときに付いている先の細いこて先は、電子工作においてまんべんなく熱を行き届かせるのには不向きなのでD型と一緒に買っておきましょう。

表面実装用はんだ(共晶はんだ)
普通のはんだに比べて流動性が高く、表面実装の電子部品を半田付けしやすいのが特徴。

実装方法
簡単なので説明も簡単に。220℃に熱したこて先に共晶はんだの先っちょをつけ、こて先にはんだを盛ります。これを基板の隙間にひっつけるように軽く押しつけると、あら不思議。さらりと金属板へと流れ込み。きれいにつながります。
2020/08/05