ClipStudio Tabmateの軸が折れたホイール(プーリー)を修理する

価格の割に安い部品しか使っていないから、すぐにガタがくるClip Studio Tabmate。今回はホイールの軸が折れてホイールが回らなくなったので自力で修理することにしました。
前回記述したように、ホイールの回転を受け取るセンサーは汎用的なマウスホイール向け部品が用いられているので、折れた軸も汎用品が使えると判断し、100円均一の六角レンチを軸として使えないかと思ったのですが、いずれのサイズもぴったりはまらなかったので、この方法は断念。

結局タミヤのミニ四駆のタイヤを支えるためのシャフト(60mmブラック強化シャフト)を改めて購入しました。
まずは軸の部分を取り除きます。ニッパーだと刃が底まで届かないので、3.5mm口径のドリルを使って反対側から穴を貫通させることで取り除きました。
この取り除いた部分に補修用パテを埋めてシャフトを突き刺せば事足りるのですが、シャフト軸をよりしっかり固定させるため、私は穴埋め用の部品を3Dプリンターで製作しました。
出力した部品を両側に差し込み、15~18mm程度にカットしたシャフトを突き通します。シャフトはそこそこの硬度があり、機械を使って切断しようとすると鉄粉や火花が飛ぶため、安全ゴーグルの着用は忘れずに。
交換例がこちら。これで、ホイールボタンをどれだけ押そうが、軸が折れてしまうことはなくなるでしょう。
補修用パーツのFusion360および3Dデータはこちらからダウンロードできます。
2024/07/31