フィリップスシェーバーのバッテリーを手軽に交換する

今使っているのフィリップス社の電気シェーバーの充電池がへたってきたので、買い換えようと思うも、後継モデルの価格が1.6倍にもなっていてとても買えたものではないので、バッテリーの交換で製品寿命を延ばそうという試みです。

ネットで調べてみると旧型のPhilips 5000シリーズでは電子機器にありがちな3.7Vリチウムイオン充電池ではなく、単四サイズのニッケル水素充電池を2本直列にしたものを搭載しているそうで、実際に分解してみると、たしかにその充電池が内蔵されていました。
それならばエネループを買ってきて換装すれば終わりかというと、実際にはそう簡単にはいきません。電池ははんだやスポット溶接によって接着されているため、交換した電池も同様に接着させる必要があるからです。乾電池を直接半田付けしようとすると大量の熱が電池に伝わってしまうため、寿命の劣化や電池の破裂を招く恐れがあります。

電池を接着する簡単な方法として、USBスポット溶接機を使って電池と金属板を溶接することが挙げられますが、安価な製品でも5000円くらいはするので、これだけのために工具を用意するのはコストパフォーマンスが良くないです。

これを解決するのが「電話機の子機の充電池」を転用する方法です。このタイプの充電池はコードがあらかじめ接続されているので、乾電池に直接半田をつけることなく、比較的簡単かつ安価に交換することができます。

子機の充電池は単四サイズのニッケル水素電池を2本直列にしたタイプを選びます。具体的な型番でいうと「パナソニック KX-FAN57」「シャープ M003」「キヤノン HBT500」「パイオニア TF-BT20」「ユニデン BT-794」などです。これらの製品はコネクタの規格が違うだけで、いずれも「2.4v / 600mAh」のニッケル水素充電池となっています。
今回はM003の互換バッテリーをAmazonで650円で購入しました。容量は800mAhと、純正品よりやや多め。
シェーバーを分解してメイン基板を取り出したら、赤丸の部分の半田をはんだごてで溶かして除去し、半田付けされた電池を抜き取ります。抜き取った電池はテープを巻くなどして迅速に絶縁させましょう。
子機用充電池の端子を切り取り、コードの被覆を剥いて銅線を露出させたら、半田を除去した箇所のケース側からケーブルを通して半田付けを行います。プラスとマイナスは間違えないように。
半田が冷め切ったら、ACアダプターを接続して充電ランプが点灯するかを確かめましょう。充電池の状態や製品のモデルにもよるでしょうが、初めての充電には8時間くらいかかるようです。
2025/11/28