Rapberry PiでSpotifyの無料プランを聴く方法

How to listen to Spotify's free plan on Rapberry Pi.
Linuxが動くシングルボードコンピューター「Raspberry Pi」では、Spotify公式のクライアントアプリが提供されておらず、有志によって開発された視聴アプリを使うことになります。しかしながら、ほとんどがSpotify APIを使用した設計であるため、アプリを活用するにはプレミアムプランの契約が必要です。

ご存じの通り、Spotifyはウェブブラウザからの再生にも対応しているのですが、Raspberry Pi OSで再生しようとするとエラーページが表示されてウェブプレイヤーを表示することができません。
このエラーページが表示される原因は著作権保護されたコンテンツを管理するためのプログラムがOSに含まれていないためです。ところが、Rapberry Piでは2021年3月にこの著作権管理プログラムを公式に提供するようになったので、このプログラムを追加でインストールすることで視聴できるようになっています。

sudo apt update sudo apt full-upgrade sudo apt install libwidevinecdm0

あとは標準のChromiumブラウザでウェブプレイヤーを開き、アドレスバーの右側にある[+]ボタンを押してPWA(ウェブアプリ)としてデスクトップにショートカットを配置すれば、クライアントアプリのように扱うことができます。もちろんSpotify Connectも使えるので、スマホからの操作も行えます。

WidevineはNetflixやAmazonプライムにも対応しているので、それらのサブスクリプションコンテンツも視聴することができるようにはなります。ただ、Raspberry PiのCPU処理能力ではこれらの動画を再生するにはやや力不足のようです。
2021/07/03