ホリパッドFPSプラスのアナログスティックを交換修理する

Replace analog sticks of a licensed gamepad
ホリ社の家庭用ゲーム機用ゲームパッド「ホリパッドFPSプラス」のアナログスティックはゴムでコーティングされているため、長く使っているとすり減っていくもの。でもメーカー修理に依頼するお金や時間を考えると買い換えたほうが手っ取り早いのが常。

では、自分で部品を交換してみるのはどうでしょうか。プレイステーションの純正パッドや、ゲーム機メーカーからライセンス契約を結んでいるちゃんとしたメーカーのゲームパッドであれば、アナログスティックのセンサーにはアルプス電気(ALPS)社製の部品が使われています。つまり、スティックにはメーカーやゲーム機の種類(XboxやPS4)を問わず、基本的に互換性があることになります。

Amazonでは非純正のアナログスティックが1個あたり80円ほどと安く売られていたので、これを取り寄せてみました。
ゲームパッドの背面にプラス精密ドライバーを差し込んでねじを取り外して分解し、古くなったスティックを引っこ抜きます。
そして、交換用スティックに差し替えます。
あとは元の姿に組む戻せば修理完了なのですが、使ってみると、スティックの感触が非常に悪い。というのも、ホリパッドのスティックは軸がやや深いため、軸の浅いPS4スティックだと、軸を傾けるとすぐに溝に引っかかってしまうからです。

この問題は軸を底上げすることで解決しました。幅1mm、高さ3mmほどの鉄心(もしくはそのサイズに近い精密ねじなど)をスティックの穴に差し込んで、軸が深く差し込まれないように改良しています。
これでプレステ4のゲーム環境はまだまだ現役です。
2021/08/01