世界で唯一のキータイピングが上達するパソコンソフト

 断言します。キーボードのタイピングやブラインドタッチが上達するソフトは「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」以外に存在しないと。それ以外のタイピングをテーマにしたソフトは「タイピングがうまい人が、そのソフトのラストを見るためのものでしかない」と。

 「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」はゲームメーカーのセガがもともと業務用アーケードゲームとして開発したもので、ガンシューティング「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド2」の銃をキーボードに置き換え、そのタイピングで迫り来るゾンビを打ちまくるというものです。その後ドリームキャストに移植された後、パソコン(Windows)版やMac版が発売されました。
 タイピングソフトの最大の問題点は「ストレスがたまる」ことにあります。毎回のように同じ文字や単語を打ち込むように要求され、嫌気がさして飽きてしまった方も多いと思いますが、そんなことはこの「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」には無縁です。

 元がゲームセンター向けなので、ゲーム性を非常に重視した作りになっており、ステージごとに「ゾンビに攻撃される前に文章を入力しきる」「指定された単体キーを打つ」「三択クイズの答えを正しくタイピングする」など、プレイスタイルがめまぐるしく変わるため、同じ緊張感を保ち続けることができます。また、アーケードではキー入力のカスタマイズをさせる時間がないこともあり、敵を倒すためのキーワードが「zyosikigatyottonaindayo(常識がちょっとないんだよ)」と表示されていようが、あなたが普段入力している入力スタイル-たとえば「joshikigatixyoxtutonainndayo」-でも、カナ表記が同一であれば、自動で正解と見なされるので、入力方式にとらわれない真に早いタイピング方法を身につけることができるのです。用意されているキーワードは優に20000を超えるので、しつこいほど同じ文章の入力を要求されることもありません。

 そして、その「タイピング・オブ・ザ・デッド」の第2弾「ゾンビ打2」こと「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2(The Typing Of The Dead 2)」が3月6日についに発売です。舞台は、前作の19年後(2019年)のバイオ研究所が舞台となります。ステージ構成は「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッドIII」と同じで、いくつかプレイ中にルートが分岐するので、1回だけのプレイではすべてのシーンを拝むことはもちろん不可能です。数多くのミッションをこなし、様々な難易度(キーワードが短いイージーから長文入力連続のハードまで)でプレイし、様々なエンディングを拝んだあかつきには、知らず知らずのうちにブラインドタッチがすらすらなこと請け合いです。

 さらに、「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2 Wパック」ではなんとプラス1000円で前作の「ゾンビ打 タイピングラリアット」の完全版が付属します。前作は2000年に発売されたものがベースとなっているため、ノートパソコンなど、3D処理能力が弱いパソコンでも遊べ、また前作と今作に共通する登場人物もいるので、前作をやったことのない人はこのWパックを買ってみてはいかがでしょうか。

おまけ:前作タイピング・オブ・ザ・デッドのお馬鹿なキーワードたち
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※長文キーワードは高い難易度でプレイすると出てきます
2008/03/04