電源タップの分解にはファミコン用ドライバーが使える

近所のホームセンターで見かけた電源タップのデコレーション例。この中で一見一番手軽にできそうな塗装による自作ですが、電源プラグの穴に塗料が詰まる可能性があるので、タップにペンキを塗るのは好ましくありません。そこで、電源タップを分解して電気が通る金属部分を外してから塗装に臨むわけですが、100v電源を扱う周辺機器という関係上、多くの電源タップは特殊なタイプのネジで封印されています。
星形やY型に関わらず、中央がへこんだタイプのネジであれば、マイナスドライバーを溝に当てることで一通り対応できるのですが、中央が出っ張っているタイプのネジだと、特殊ドライバーセットでもこの形に対応している商品はなかなか見かけません。電気機器をあつかうプロフェッショナルなら、エンジニア社製の専用ドライバー(DTC-27)を常備しても良いのでしょうが、一生に2回以上使うかわからない道具に2000円近く出すのも勇気がいります。

そこで代替品としておすすめしたいのが、ゲーム機用特殊ドライバーです。Amazonなら4.5mmと3.6mm口径のセットで150円くらい(ドライバーの柄の部分は100円均一のラチェットドライバーでOK)で購入でき、写真のようにぴったりとはまってネジを回すことができます。
漏電や火災の原因になるので、油性塗料は使わず、タップの内側など塗らない部分はマスキングテープなどでしっかりと保護し、塗料が完全に乾ききるのを待ちましょう。
2018/09/23