姫路城を傷つけた犯人第一号は007?

 世界遺産・姫路城(兵庫県姫路市)の大天守などで、100以上の落書きが見つかった。10年以上前の落書きもあるとみられ、管理する姫路市は、目につきにくい場所だったため、これまで、わからなかったという。同市は近く、一般公開している建物内を調査し、復元方法を検討する。

 市が1月、大天守(国宝)の最上階の柱で落書きを発見、その後、西の丸にある櫓(やぐら)(重要文化財)の階段の裏や窓の戸に「タカユキ ミキ」などの人名や年月日が刃物で彫られたり、ペンで書かれたりしているのを確認した。
(読売新聞2009/03/05日付)

 今からさかのぼること42年前、人気映画シリーズ「007」の第5作目「007は二度死ぬ」では日本が舞台になっていますが、そこでは日本の情報機関部員が忍者で、日々訓練に励んでいる様子をボスであるタイガーこと丹波哲郎氏がジェームズ・ボンドに紹介していました。

 忍者たちは手裏剣を投げる訓練をしていたのですが、その訓練場所が姫路城で撮影されたもので、後で調べてみたところ、姫路城の壁に手裏剣の刺さった後が見つかり、撮影関係者は姫路市からこっぴどく叱られたそうです。
2009/03/05