プリングルスはポテトチップスではない

プリングルスは300円のロング缶はスナック菓子としては割高な気がして、かといって100円のミニ缶では量的にもの足りず、結局個人的には好きなくせに滅多に食べないお菓子なのですが、このプリングルス、実はポテトチップスではなかったのです。

 イギリスBBCの報道によると、プリングルスの生産を行っているP&G社が、「プリングルスは50%以下のジャガイモにトウモロコシや小麦粉、デンプンなどを混ぜたものをプレスしたものであり、プリングルスはポテトチップスではなくビスケットに分類されるべきだ」と裁判所に訴え、それが認められたからです。ではなぜそんな主張をしたのかというと、ビスケットやパン・ケーキなどの食品には税金(付加価値税)がかからず、免税された分だけ売り上げが伸びるため。

 税金対策のため、一般的なイメージと異なることを主張することはどこの国でもあるようで、スポーツ興行にかかる税金を避けるため、アメリカではプロレスは「スポーツ」ではなく「ショー」という扱いを意図的に受けています。
2008/07/05