ITmedia Newsの情報によると、感染ページを閲覧しただけで感染する通称「GENOウイルス」の注意を促す漫画やイラストが盛んに公開されているのだそうだ。

　ではなぜそのような形で問題提起されているのかというと、まず感染したサイトが自費出版による漫画やイラストを扱うサイト（同人サイト）が感染したことに起因している。こういったサイトは閲覧者もまたインターネットサイトを運営している人が多く、そのため、そのサイトを見た人自身が運営するサイトもまた感染して……という風に、爆発的に広まっていったようである。

　そういった経緯もあり、イラスト関連のコミュニティサイトでは、対策方法を漫画化したものを掲載するなどの活動が盛んに行われている。対策方法としてはAdobe製のソフトウェアを最新のものにすること（ウイルスはAdobe Readerなどの脆弱性を突いている）はもちろん、ウイルス対策ソフトをしっかりと備えることが重要だ。