スイッチ付きのUSB延長ケーブルを作ってみる

Make a USB extension cable with switch
大阪日本橋の電子部品を扱うお店で、LEDが内蔵されたオルタネイト型プッシュスイッチ(海立電気・PB613)がアウトレットで売っていたので、スイッチ付きのUSB延長ケーブルを自作してみました。

スイッチ本体のほかにUSBケーブルを用意する必要があるのですが、100円均一のUSB延長コードからメス型プラグを抜き取ろうとしても、端子に樹脂ががっつりとついているため、分解するとUSB端子も痛めてしまう結果に。

ほかに安く手に入れる方法はないかと目をつけたのが、このUSB(2.0と見せかけて実は1.1)ハブ。構造が非常に単純なため簡単に引き抜くことができ、1個のハブから、同じ形のコネクターを3つ手に入れることができました。
ケースは3D CADで設計し、3Dプリンターで印刷。
回路図はこの通り。なお、「電源を接続してから通信を接続する」というUSB仕様としては正しくないのでご了承を。
この回路をもとに、電線を半田付けして、ケースに組み込めば完成です。
印刷精度などの問題でボタンの固定が甘いようなら接着剤を使いましょう。ちなみにセメダインのABS用接着剤はPLA樹脂のフィラメントでもしっかりとくっつきました。
ケースの3DモデルはThingiverseで公開していますので、興味のある方はダウンロードしてみてください。
2021/03/10