1000円で3波対応パソコン地デジチューナーを自作する

 やっと管理人のパソコンも地上デジタル+BSデジタル放送を視聴することができるようになりました。しかも3000円弱で。今回はこの視聴できるに至るまでの方法をご紹介したいと思います。ただし、TNKソフトウェアでは一切サポートしませんので、すべて自己責任でお願いします。

1.ジャンク品のチューナーボード(PIX-DT011)を手に入れる
 ジャンク品として売られている地デジチューナーボード「PIX-DT011」を購入します。ヤフオクでもいいですが、管理人の知る限りでは大阪日本橋の某ショップで1000円で売られていました(店名は秘密ですが、秋葉原、大阪日本橋、難波に実店舗を構えている、中古パソコンをメインに取り扱うお店です。なんば店では1980円となぜか割高)。

2.B-CASを利用するための機材を購入する
 このボードがジャンク品である最大の理由は「B-CASカードが挿せないため、単体では放送を視聴できない」ところにあります。ならば、自分で作りましょう。B-CASリーダーを自作するのに最低限必要な部品は以下の通りで、日本橋ならばシリコンハウス(共立電子)ですべて調達できます。ただ、電子部品は細かく、無くしたり破損したりしやすいので、多めに買っておくことをおすすめします。
単心ビニルコード(0.3mm推奨) × 1(300円くらい) 日本圧着端子製 BPH-002T-P0.5S × 1(15円くらい) 日本圧着端子製 PHR-7     × 7(35円くらい)

3.コネクタを作る
ビニルコードを15~20センチぐらいに切り、両端の被覆を剥いたのを6本作ります。そして、そのうち5本の片側だけにPHR-7を左図のように乗せ、ペンチできゅっと締めて固定します。残りの1本は先ほどと同じように両側に締めます。

 

4.B-CASカードを発行してもらう
 もちろんこのパーツにはB-CASカードが必要なので、B-CASの発行を管理している会社へ3波対応B-CASカード(赤色)の発行を依頼します。発行時にはB-CASカードを利用する機種を聞かれますので、「ピクセラ社のPIX-DT011」と答えてください。なお、発行費用は2000円で、これには送料と代引きの手数料が含まれています。

[B-CASカスタマーセンター]
電話:0570-000-250 受付時間:AM10:00~PM8:00(年中無休)

5.地デジボードとB-CASカードを接続する
 まずはコネクタ(BPH-002T-P0.5S)にケーブルを差し込みます。写真のように、ボードを下に向けた状態でコネクタを差し込んだとき、右の5つ(1~5番)には片方だけ端子を圧着したケーブルを、かちっという感触があるまで差し込み、残りの左2つ(6・7番)には、両方に端子を圧着したケーブルの両端をそれぞれ差し込み、ちょうど輪っかになるような感じにします(6番と7番をショートさせた状態で、ボードはB-CASカードが挿さっていると認識する)。

 次に剥きだしの状態になっている5本の導線をB-CASカードのICチップにテープなどで直接貼り付けます。貼り付ける場所は右写真の対応する番号の箇所です。

 

6.地デジボードのファームウェアをアップグレードする
 購入状態の地デジボードをダビング10に対応させるため、ファームウェアを更新します。富士通のサイトで公開されているOEM用ドライバーをダウンロードし、展開されたフォルダに含まれる「updater.ini」をテキストエディタで開き、文末に次の2行を加えて保存します。

List7=PCIVEN_10CF&DEV_201C&SUBSYS_00011718&REV_01
List8=PCIVEN_10CF&DEV_201C&SUBSYS_00011718

 この状態でmenu.exeを実行するとファームウェアの更新が行われます。

7.ドライバーと視聴ソフトウェアをインストールする
 ピクセラ社のサポートサイトよりPIX-DT012-PP0のドライバーと視聴ソフトをダウンロードしてインストールします。

8.ディスプレイドライバをダウングレードする
 もしお使いのパソコンのグラフィックボードがWindows XP上のGeForce 7000,8000シリーズ、あるいはWindows XP/Vista上のRadeon HD3200,HD4000シリーズであると、視聴ソフトの問題によって画面が緑色のまま表示されない不具合が生じますので、先ほどのダウンロードページのリンクより、旧バージョンのディスプレイドライバをダウンロードしてインストールします。

 もし、配線が間違っているようであれば、視聴ソフトウェアを起動したときに「正しくないB-CASカードです」と表示されるので、そのときは、導線がICチップの仕切りをまたいでいないかどうかなどをチェックしてみてください。


 正常にB-CASカードが認識されれば、地デジ視聴環境の導入は完了です。衛星放送のアンテナも設置すれば、NHK BSハイビジョンのデータ放送もばっちり。どうでもいいですが、やはり地デジでのスポーツ中継とアニメはすごくきれいですな。

 | 2009年4月11日