ここでお見せするのは、TNKソフトウェアが手がける簡単・便利なカード型データベース「マテリアルX」のプロジェクトファイル群です。このプロジェクトにはソースコードやソフトウェアに埋め込む画像ファイルのほかに、ソースコードから実行ファイルを構築する際に生成される中間ファイルが大量に作られるため、その容量合計は2GB近くにも及びます。

このプロジェクトファイルをWindows XP以降で標準搭載されているzip圧縮ツールに直接ドロップして、プロジェクトファイルをひとまとめにしてみます。

そしてできあがったzipファイルを見てみると……。

圧縮されたファイルのサイズはたったの58.8MB。実に97%近くの容量が削減されました。zip圧縮はそれほどアルゴリズムが優れているのでしょうか? それとも本来のデータが元々すかすかだったのでしょうか? いえ、そのどちらでもありません。その答えは上画像に表示されているデスクトップイメージの右下にたたずむオレンジ色のソフト「なんでもファイルフィルター」にあります。
「なんでもファイルフィルター」はOS上で稼働する、エクスプローラなどのシステムに関与するソフトウェアを除くほぼすべてのアプリケーションソフトウェアのファイル列挙処理を監視し、事前になんでもファイルフィルター側でファイルの選別を行うことで、様々なソフトウェアでファイルフィルタリングが行えるようになるユーティリティーソフトウェアです。

先ほどのzipファイル内の「Release」フォルダの中身をのぞいてみると、1枚目の画像にあった、本来圧縮されているはずの拡張子objやpchといったファイルがごっそり抜け落ちています。これはなんでもファイルフィルターによって、削除してもかまわないようなファイルをフィルタリングするようにした結果なのです。
なんでもファイルフィルターは、DVDライティングソフトやFTPソフトなど、ファイル全般を扱うソフトウェアに対してその機能性を強力に発揮します。「不要なファイルを除いた上でzip圧縮を行いたい」「ライティングソフトに必要なファイルだけドラッグ&ドロップで簡単に渡したい」「FTPソフトで作業用のファイルを除いた状態で一括アップロードしたい」……このソフトを使えば、不要なファイルを検索→それらのファイルをゴミ箱や別フォルダに移動する→取り除いたファイルのみを処理する→移動した不要ファイルを復帰するなんて面倒な作業とはおさらばです。

FFFTPの例。エクスプローラでは実存するファイルが、FFFTP上ではフィルタリングで選別されている。
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