スキン作成ツール:取扱説明書


 デスクトップPCコントローラーでは付属のスキン作成ツールを使ってオリジナルのコントローラーを作成したり、ダウンロード済みのファイルを編集することができます。

ツールバー・メニューバー

ツールバーのボタンを押すことで、各種操作を行えます。また、パーツにカーソルを合わせて右クリックでも同等のメニューが表示されます。
既存のスキンファイル(*.wcs)ファイルを開きます
ファイルを上書き保存します
保存先を指定した上でファイルを保存します
編集中のスキンファイルに格納されている画像を指定したフォルダに一括出力します
コントロールの境界線を描画します。
操作を一段階戻します(アンドゥ)
アンドゥの操作を取り消します
選択したコントロールをクリップボードに格納した上で削除します
選択したコントロールをクリップボードに格納します
クリップボードにあるコントロールを貼り付けます
選択したコントロールを削除します
選択したコントロールを上にそろえます
選択したコントロールを下にそろえます
選択したコントロールを上下中央にそろえます
選択したコントロールを左にそろえます
選択したコントロールを右にそろえます
選択したコントロールを左右中央にそろえます
選択したコントロールの幅をそろえます
選択したコントロールの高さをそろえます
選択したコントロールのサイズをそろえます
グループパネルのページを選択します
グループパネルの編集を終了します

パーツ

 ウィンドウ左の一覧よりコントロールを選択し、中央の領域でマウスドラッグすると、そのコントロールを貼り付けることができます。配置済みのコントロールを選択したり移動したりしたい場合は、リストから「Pointer」を選択して、対象のコントロールをクリック・ドラッグします。

 未選択、もしくは単一のコントロールを選択した状態では、ウィンドウ右側にパラメータ設定リストが表示されますので、以下の表を参考に値を指定してください。

共通項目

Positionコントロールの位置をピクセル単位で指定します。
zIndexこの値が大きいほど、パーツが重なった際に優先的に前面に配置されます。
IDアクションで識別するための番号です。

フォーム

スキン自体の情報です。

Background Color背景色
Background Image背景画像。この画像のサイズがスキンの基準になります。画像が無い場合は640x480ピクセルと見なされます。
Size背景画像のサイズ、ひいては編集しているスキンのサイズが表示されます。変更はできません。
Nameスキンの名称。スキンマネージャーで表示されます。
Author作者名。スキンマネージャーで表示されます。
Description紹介文。スキンマネージャーで表示されます。
Thumbnail見本画像。スキンマネージャーで表示されます。
Scaling端末の表示領域とスキンのサイズが一致しない場合の表示方法を指定します。
Centeringスケーリングを行わず、画面の中央に表示します。
FitHorizon画面の横方向にサイズを合わせます。
FitVertical画面の縦方向にサイズを合わせます。
FitInsideスキンのイメージ全体が表示されるように調整されます。
Front-Behind Motion端末を前後に傾けたときの動作を割り当てます。
xゲームスティックX軸。
yゲームスティックY軸。
rxゲームスティックRX軸。
ryゲームスティックRY軸。
MouseXマウスカーソルX軸。
MouseYマウスカーソルY軸。
WheelVマウスホイール垂直方向。
WheelHマウスホイール水平方向。
zゲームスティックZ軸。
rzゲームスティックRZ軸。
Left-Right Motion端末を左右に傾けたときの動作を割り当てます。
Placement傾きセンサーの基準を指定します。
Horizontal端末を寝かせて置いた状態を基準にします。
Vertical端末を立てて置いた状態を基準にします。

ボタン

タッチによって反応し、指定したアクションを実行します。

Default Image何もしていない状態で表示するボタン画像を指定します。
Pushed Image押されている状態で表示するボタン画像を指定します。
CircleTrueのときは、タッチの認識範囲を円形状にします。
Action(Down)ボタンを押したときに実行するアクションを入力します。入力欄右のボタンをクリックすると、アクション入力ウィンドウが表示されます。アクションはリストから選択できるものに限り、それ以外のテキストを入力しても無視されます。
keyキーボード入力
Resetすべてのキーボード操作をリセットします。
Down次の値のキーを押します。
Up次の値のキーを放します
RapidOn次の値のキーの連射を開始します。後ろに続く数値は1秒あたりの回数になります。
RapidOff次の値のキーの連射を終了します。
mouseマウス操作
Resetすべてのマウス入力をリセットします。
Moveマウスを指定した位置に移動します。単位はパーセントで、最後の数値が0なら、スクリーンに対する座標で、1ならアクティブウィンドウに対する座標に変換されます。
LeftDown左ボタンを押します。
MiddleDown中ボタンを押します。
RightDown右ボタンを押します。
LeftUp左ボタンを放します。
MiddleUp中ボタンを放します。
RightUp右ボタンを放します。
touchタッチ操作
Resetすべてのタッチ入力をリセットします。
Moveタッチ位置を移動します。最初の数値はタッチ番号で、それ以降の値はマウスのmoveアクションと同一です。
Downタッチを開始します。値はMoveと同じです。
Upタッチを終了します。値はMoveと同じです。
joypadゲームコントローラー
Resetすべてのボタン入力をリセットします。
Downボタンを押します。DPadは十字キーを意味しています。
Upボタンを放します。
RapidOnボタンの連射を開始します。後ろに続く数値は1秒あたりの回数になります。
RapidOffボタンの連射を終了します。
joystickゲームスティックの操作を実行します。
enableコントロールの有効状態を変更します。ID番号に続いて、有効にしたい場合は1、無効にしたい場合は0を入力します。ただし、対象がスクリーンコントロールの場合、1のときはタッチモード、0のときはディスプレイモードの指定となります。モードについてはスクリーンコントロールの項目をご覧ください。
sleep値(ミリ秒)のぶんだけ待機します。
groupグループコントロールのページ移動を行います。最初の値はコントロールID、次の値は移動量となります。符号がない場合(Page)は、そのページへのジャンプ、符号が-(Prev)ならば数値分前のページ、+(Next)なら数値分後のページに移動します。
commandコマンドラインを実行します。たとえば「notepad.exe」なら、メモ帳が起動します。
Action(Up)ボタンを放したとき実行するアクションを入力します。
OnSequenceそのボタンに対するアクションが実行されている最中に、さらにアクションが実行されたときのふるまいを指定します。
Exclude実行を受け入れません。
Stack一定回数までストックし、繰り返しアクションを実行します。
Immidiate重複してアクションを実行します。
ToggleTrueのときはトグルボタンになり、一度押して放したときにDownアクションを実行し、もう一度押して放したときにUpアクションを実行するようになります。

スティック

ボタンの位置で値が決まるスティック操作を行います。

Default Positionスティックを触っていないときの位置を指定します。
Middle中央
Minimum左、もしくは下
Maximum右、もしくは上
Stick Imageボタンの画像。この画像のサイズでスティックの移動範囲が決まりますので、極端に大きい画像は避けてください。
Stick Typeスティックの形態。
Round全方位に動く
Vertical垂直に動く
Horizon水平に動く
Slider X水平方向の移動に対する入力処理を指定します。
xゲームスティックX軸
yゲームスティックY軸
zゲームスティックZ軸
rxゲームスティックRX軸
ryゲームスティックRY軸
rzゲームスティックRZ軸
sliderゲームスティックスライダー
dialゲームスティックダイヤル
MouseXマウスカーソルX軸
MouseYマウスカーソルY軸
WheelVマウスホイール垂直方向
WheelHマウスホイール水平方向
Slider Y垂直方向の移動に対する入力処理を指定します。
StabilizeTrueのときはボタンから手を放しても初期位置に戻らなくなります。

キーボード

ソフトウェアキーボードを表示します。2:5の割合の大きさにするとキーはほぼ正方形になります。

Layoutキーボード配列。AppSettingならアプリの設定が反映されます。
Frame Color枠の色を指定します。
Key Colorキーの色を指定します。
Pressed Key Color押された状態のキーの色を指定します。
Text Colorキーの上に描く文字の色を指定します。

タッチパッド

ノートパソコンに搭載されている、マウス操作を行うためのタッチパッドを再現します。

スクリーン

Display ModeTrueのときは初期状態でディスプレイモード、Falseのときはタッチモードになります。リアルタイムに変更したい場合はボタンのEnableアクションを使用します。
Display Numberこのパーツで表示するディスプレイの番号を指定します。0では常にプライマリモニターの内容が表示されます。1以降は出力機器のシステムに依存します。

グループパネル

複数のコントロールをページ単位でまとめることのできるコンテナです。ページの切り替えはマクロボタンを使うか、領域内をタップもしくはフリックします。

Changing Animationページ切り替えのアニメーションを指定します。
Noneアニメーションはせず、瞬時に切り替わります。
Fade徐々に透明になります。
SlideV縦方向にスライドします。
SlideH横方向にスライドします。
RotateV縦方向に回転します。
RotateH横方向に回転します。
Page by touchTrueだと枠内へのタッチやフリップ操作でページ移動ができるようになります。

パーツをダブルクリックすると、ページ内の編集が行えます。内部にはボタン、スティック、キーボード、タッチパッドが設置できます。異なるページを編集したい場合は、ウィンドウ上部のコンボボックスの数値を変更してください。編集を終わるときはコンボボックス右隣の矢印アイコンをクリックします。

Background Image背景画像を指定ます。位置は常に左上です。

フロートパネル

対象の領域にボタンが設置され、ボタンを押すとそのコンテナが画面に現れます。コンテナ以外の場所をタップすると、そのコンテナは閉じられます。

コントロールをダブルクリックすると、パネル内部の編集が行えます。内部にはボタン、スティック、キーボード、タッチパッドが設置できます。編集を終わるときはコンボボックス右隣の矢印アイコンをクリックします。

Background Colorパネルの背景色を指定します。
Background Imageパネルの背景画像を指定します。位置は常に中央です。
Default Imageボタン画像を指定します。
Float Positionパネルの表示位置を指定します。
Top画面上部
Right
Bottom下部
Left
Center中央
Frame Colorパネルの枠の色を指定します。
MarginTrueだとパネルに余白が生じます。
Pushed Imageボタンが押されたときの画像を指定します。
Scalingパネルがスクリーンに収まらないとき、コントロールを縮小させます。
CircleTrueのときは、タッチの認識範囲を円形状にします。



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