漫画ビューア用zipアーカイバ Ver 1.6
ソフトウェア紹介
複数の画像ファイルを、zipファイルやePubファイルとしてひとつにまとめるアーカイバです。ファイル名の連番変更や先頭ファイルのみの暗号化など、スマートフォンやタブレット向けに配布されている漫画ビューア向けに最適なファイルを一括作成することができます。指定したフォルダー以下を一括して変換するため、数十巻ある漫画でも手間がほとんどかかりません。
使い方
ファイルを解凍すると実行ファイル(MangaZip.exe)が展開されますので、それを起動させてください。起動に失敗する場合は.NET Framework 4.0をインストールしておきます。
プログラムを実行すると、設定ウィンドウが表示されます。このうち、必要に応じて項目の記入や設定を行ってください。
- 変換元
アーカイブしたい画像が含まれているフォルダを指定します。ここで指定したフォルダ以下のすべての画像ファイルが変換対象になります。
- 変換先
変換されたアーカイブファイルの出力先を指定します。変換元のフォルダと同じ構成でフォルダとファイルが作成されます。変換元・変換先ともに、テキスト記入欄にフォルダを直接ドロップすると、そのフォルダの場所が自動で入力されます。
- ファイル形式
変換後のファイル形式(zipかePub)を指定します。お使いの漫画ビューアが得意とする形式を選択してください。
- 圧縮対象
アーカイブするファイルを圧縮するかどうかを指定します。「ページ関連」は、ePub形式を対象にしたオプションで、これにチェックがあるときは、書籍のレイアウトや構成を指定するためのデータファイルのみを圧縮対象にします。zip形式を指定している場合は、「なし」と同じになります。gif、jpeg、pngはいずれも元の画像データを圧縮したものであるため、ソフトウェアは二重に圧縮を解除しなければならなくなります。結果として、書籍リーダーに負荷がかかり、バッテリー消耗の原因となるため、「すべて」を選択することはおすすめできません。
- (Zip)暗号化
アーカイブファイルをzipの標準暗号化方式(ZipCrypto)で暗号化し、閲覧時にパスワード入力を要求するようにするかを指定します。「1枚目のみ」では、一番最初のファイルのみを暗号化することで、ソフトウェアへの最小限の負荷で簡易プロテクトをかけることができます。ビューアーによっては、正しく解除できなかったり、逆に2枚目以降を無条件で閲覧できることがありますので、実際にどのように動作するかをあらかじめテストしてください。
- (Zip)パスワード
Zipファイルを暗号化するのに用いるパスワードキーを半角英数字・半角記号で入力します。
- (ePub)カテゴリー
電子書籍の分類項目を指定します。「親フォルダー」にチェックが入っている場合は、親フォルダーの名称をそのままカテゴリーとして登録します。例えば変換元のファイルが「C:\picture\自然\鳥類\001.jpg」であれば、変換後の電子書籍ファイルはリーダーによって「自然」の項目に分類されます。
- (ePub)名称
カテゴリーに「指定」をチェックした場合、この項目に記入した名称が一括してカテゴリーとして適用されます。
- (ePub)言語
ePubがどの言語で構成されているかを英語小文字2文字で指示します。通常は日本を指す「ja」で問題ありませんが、海外のビューアーを利用するなどの理由で言語として指定することができないようであれば、英語を表す「en」などに置き換えてください。
- Zipファイルも追加対象にする
変換元フォルダーにあるZipファイルもアーカイブの対象にするかを指定します。アーカイブファイル内に存在するZipファイルの表示結果は、お使いの書籍リーダーに依存します。
- ファイル名に標準のエンコードを適用する
ここにチェックが入っている場合、シフトJISコードでファイル名を記録します。チェックがない場合は、扱える文字の範囲が広いUTF-8方式がファイル名に用いられます。この形式に対応していない書籍リーダーでは、文字の誤認識によるファイルスキップやソートミスが発生することがあります。
- ファイル名に親フォルダ名を追加
変換後のファイル名を「親フォルダ名+フォルダ名+拡張子」にします。例えば、例えば変換元のファイルが「C:\picture\漫画\001\001.jpg」であれば、変換後のファイル名は「001.zip」ではなく「漫画001.zip」になります。親フォルダが無い場合は、この設定は無視されます。
すべてのパラメータを設定したら、「変換」ボタンをクリックしてください。設定ウィンドウが変換処理ウィンドウに置き換わります。変換処理を中止するのであれば、変換処理ウィンドウ右下にある「キャンセル」ボタンをクリックしてください。
アンインストール
フォルダごと、生成されたファイルを削除してください。レジストリには関与していません。
注意事項
プログラムの動作には入念な配慮を施しておりますが、完全な安定を保証するものではありません。システムを破壊することはまずありませんが、定期的なバックアップで万が一の事態を回避するようにしてください。
サポート
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転載について
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開発・著作
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