遅い。あまりにも遅すぎた。なにが遅いのかというと、アクションシューティングゲーム日本語化された「PREY」のパソコン版の発売である。2006年にオリジナルの英語版が発売されてから2年近く日本語版に関するアナウンスがなかったので、待てきれずにXBOX360版を本体を買ってからすぐに手に入れたほどである。

 舞台は人類を根こそぎさらおうとするエイリアンたちの住処である超巨大戦艦が舞台のSFものである一方、ネイティブアメリカンの宗教観が取り入れられており、ネイティブアメリカンの血筋を受け継ぐ主人公は、エイリアンが設置したバリアを幽体離脱によって突破できることはもとより、たとえ敵にやられても死後の世界を通じてまた元の戦艦内に復帰できるのである(!)。この非常にユニークな世界観によるゲーム性は海外では非常に高い評価を得ており、XBOX360版は週刊ファミ通クロスレビューゴールド殿堂入りしている。

 DOOM3エンジンをベースとした有機物と無機物が融合する巨大戦艦のグラフィックは、美麗であるとともにグロテスクでもあるため、プレイする人によっては拒否反応を示すかもしれない。しかし、オブジェクトの書き込みや演出はすばらしく、これを見るためだけにプレイしてもいいくらいだ。

 地球にやってきて人類をさらうエイリアンの目的とは。途中で出会うことになる同じくして戦艦へさらわれてきた地球外生命体の仲間はなぜ人類と同じ姿をしているのか。そして、超巨大戦艦を統べるものの正体とは……。ゲームが進行するにつれて徐々に明らかになるストーリー展開はプレイヤーを飽きさせることがない。ちょっと弾を食らうとすぐ死んでしまうリアル系のシューティングが食傷気味なのであれば、遊んで損はない一本だ。

 TNKソフトウェア管理人のパソコンは、それひとつでゲーム機本体が買えるほどの値段がするグラフィックボードを備え付けているので、家庭用ゲーム機版ととパソコン版の二種類があれば、多少値が張っても綺麗なグラフィックが堪能できるパソコン版を買うことにしている。そして、エンディングを見ても中古として売却せず、ずっととっておき、将来ワンランク上のグラフィックボードを買った際に、そのゲームを引っ張り出して最高クラスのグラフィック設定でもう一度遊ぶのが私のプレイスタイルなので、結局遅かれ早かれパソコン版も買ってやりなおしちゃうんだろうなあ。

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