先日、中華パッドこと格安Android 4.0タブレット「S18 Mini Pad」を紹介しましたが、先日私のもとにも届きました。


まあとにかく小さい。スマートフォンよりも小さいです。逆に言えば机の上に置いても場所を取らないのでプログラミングの邪魔にはなりません。感圧式のディスプレイなので、スマホのように指を滑らすのでは無く、爪を立てる感じでタッチしたほうがいいですね。グラフィックに関しては結構性能があり、下手なAndroid 2.xスマホよりもなめらかです。

私の場合は、Android 4.0でのプログラム開発に使いたかったので購入したのですが、ドライバーが認識しない、ADBが認識しないとその敷居はあまりにも高すぎました。試行錯誤の末、ようやくEclipseでのデバッグができるようになったので、その方法を紹介したいと思います。

  1. ドライバーをインストールできる環境を整える Android SDKをインストールしたフォルダに「extras\google\usb_driver\android_winusb.inf」があると思いますので、これをテキストエディタで開いてください。開けたら「[Google.NTx86]」と「[Google.NTamd64]」の行の次に以下の文を追加して保存します。VIDとPIDの値はたぶん他の端末でも同じだとは思いますが、一応デバイスマネージャーのS18のプロパティにあるハードウェアIDで確認しておいてください。
    ;S18
    %SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_2207&PID_0010
    %CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_2207&PID_0010&MI_01
    


    なお64bit OSでは署名のないドライバーのインストールは拒否されるようになっているので、Windows 8では一度shiftキーを押しながら再起動を実行すると表示されるオプションから、「トラブルシューティング→詳細オプション→スタートアップ設定」を選択し、再起動後に表示されるメニューより「7.ドライバー署名の強制を無効にする」を選んでください。Windows 7ではテストモードにすることでドライバーの導入が可能です。

  2. ドライバーをインストールする 「USBデバッグを有効にする」を確認してからパソコンに接続すると、不明なデバイスとしてS18がデバイスマネージャーに表示されます。これを右クリックして表示されるメニューより「ドライバーソフトウェアの更新」を選び、「コンピュータを参照してドライバー…→コンピューター上のデバイスドライバー…」とボタンをクリックし、次の一覧より「すべてのデバイスを表示」を指定して「次へ」、そして「ディスク使用」をクリックして表示されるファイル指定ウィンドウにて、先ほどの「android_winusb.inf」を選びます。「互換性のあるハードウェアを表示」のチェックを外し、「Android Composite ADB Interface」を選び、警告を受け入れてドライバーのインストールを進めます。
  3. SDKにベンダーIDを登録 最後の手順です。コマンドラインでSDKフォルダの「tools」にディレクトリを移動して「android update adb」のコマンドを実行します。すると、ユーザーの「.Android」フォルダに「adb_usb.ini」が作成されるので、これをメモ帳などで開き、「0x2207」の一行を追加します。
手順が成功していれば、再起動するとEclipseのデバイス一覧に「rockchip-s18-...」という文字列が追加されているはずです。

液晶が貧弱なのと、拡張性がないのが欠点ながらも、最新のOS(私の端末には4.1.1がインストールされていました)を手軽に試すことができるので、エミュレーターに対するストレスなく、UIやグラフィックなどのテストツールとしておすすめです。

GPUが入っているので3Dゲームも思いのほか綺麗に動いてくれますし(解像度が低いというのも理由のひとつですが)。



 | 2013年3月9日